関東運輸局は、JMU横浜事業所(磯子工場) の協力を得て、同造船所の見学会を、令和4年11月11日の金曜日に開催しました。
見学会では、千葉県の工業高等学校の生徒・教師のみなさんが磯子工場とジャパンマリンユナイテッド横浜協力会の職場を見学しました。
見学会は、施設概要動画と主な建造船の紹介の後、建造工程の順番に構内を案内いただきました。
途中、バーナーを使って鋼板を自在に曲げる職人技を見たり、建造中の海上保安庁のPL(Patrol vessel Large)型巡視艇 や接岸中のSEP(Self-Elevating Platform)船;自己昇降式作業台船も見てもらうことができました。
構内の見学では造船施設の広大さ、400メートル以上の巨大なドックに驚いた様子を隠さず、最後の質疑応答では技術的なものから待遇面など幅広い質問をしていただけました。
参加者からは、貴重な体験ができてとても良かったと好評をいただいています。
\ 学生さんたちの主な感想 /
❝ 普段見れない部分を見る事が出来て良かった ❞ ❝ すごく敷地が広くて驚きでした ❞ ❝ 貴重な体験ができてとても良かった ❞ ❝ 女性の人数が少ないというのも驚きでした ❞
造船業は、海に囲まれたわが国にとって必要不可欠な海上輸送に使用する船舶を安定供給し、裾野の広い産業として地域の経済・雇用に貢献するとともに、防衛や海上保安に不可欠な艦艇を建造・修繕してわが国の安全保障を支える非常に重要な産業です。
また、わが国で建造された船舶は、その高い省エネ性能や品質で、世界の顧客から高く評価され、高度な溶接などの現場で専門技術をもつ技能者と、顧客の多様なニーズに応えられる設計などの技術者がいてこそ成り立っていることは言うまでもありません。
造船業に限った話しではありませんが、国内の少子高齢化・生産年齢人口の減少が急速に進み、他の産業との人材獲得競争がますます激しくなっています。
関東小型船舶工業会は、引き続き、かいこう館を通じ行政と連携して造船所見学会を開催してまいります。