神威産業株式会社

高校は、家政科という服や料理を学ぶ学科に通っていました。就職活動で悩んでいた時に、先生から『卒業生が入社している会社があるよ。』と紹介してもらったのがきっかけです。

正直、熱交換器のことも、機械についても知識が全くなく不安でしたが、工場見学の時の現場の雰囲気がとても良く、面談の時も面接官の方の対応がとても優しく、親しみやすいと感じこの会社を選びました。

設計課の仕事は、お客様のご要望に合わせ最適な製品を提案するための選定業務や、主にCADで熱交換器*の仕様図や製作図などを作成しています。

*熱交換器は、低温と高温の２種類の流体の温度差を利用して熱を交換する機器で、身近なところでは車のエンジン冷却水の冷却、空調、冷蔵庫など様々な工業製品に利用されています。船舶ではウィンチなどの甲板機器やデッキクレーンの油圧装置に弊社のシェルアンドチューブタイプ熱交換器(多管式熱交換器)やラジエータタイプ熱交換器(プレート・フィン式)を多く採用いただいています。

製造業の現場は少し怖いイメージがありましたが、わからないことがあれば上司にも気軽に相談しやすく、他の部署も交えてミーティングを行うこともあるので、とてもコミュニケーションがとりやすい環境だと思います。

また、コロナが流行する以前は、自由参加の新年会が毎年開催されていて、自分の持ち場以外の現場の方や、幹部の方とも交流でき、年齢や上下分け隔てなく、気持ちよく仕事ができる職場だと思います。

この2年間で結婚、出産、職場復帰と慌ただしく過ごしてきましたので、ようやくこの生活に慣れてきているところです。

女性の先輩をみていて、子育てが落ち着いてからでも色々なことに挑戦できると感じていますので、今は子育てと仕事の両立をすることが当面の目標です。

入社研修のときに製造現場を経験させていただきましたが、製品の知識をもっと深めて設計に生かすために、改めて製造現場の知識を増やせたらと考えています。

また、これは実現できるかわかりませんが、自分が設計した製品が実際に動いているところを見てみたいと思っています。

弊社の社訓に「初心を失わず、常に努力を続けよ。」とあります。

慣れてきた作業ほど大きなミスを出しやすくなると思いますので、日々、この言葉のとおり仕事をするよう心がけています。

ミスをするとお客様にも会社にも大きな影響を与えてしまいますので、慣れた仕事でも油断せず、初めて仕事をした時のように慎重で丁寧に仕事を行っています。