2023/5/8 Vol. 6
河合琢生 さん(2020年入社)
修繕部 機関電気課
東京出身
この会社を選んだ理由は?
前職では高知県須崎・千葉県君津間を航行する石灰石船の船員として船会社に勤務していました。
転職を考えた際、船に関する仕事に就きたいという思いがあり、探していたところ弊社の求人情報がありました。今治の海員学校に通っていた際、造船所が身近な存在だったこともあり、興味を持ち応募したところ、入社することができました。
入社後は、船を整備する立場になったことで不安もありましたが、今では慣れてきて船員時代の経験も仕事に役立っているかなと感じます。
どんな仕事をしていますか?
船舶の修繕のうち機関部にかかる工事が主体となります。現場で工事の進捗や状態の確認、クレーンでの積込作業、運輸局の船舶検査官による検査の立ち会い業務や完成書のサイン、不足部品の手配や工数チェックなどの事務的な業務もあります。また、稀に出張工事に対応することもあります。
採用時は新造船も手がける追浜工場に配属されました。そこで8ヶ月間工事担当者のサポート的役割を担い経験を積みました。その後機関部の工事担当者として子安工場に移り、ここで1年10ヶ月ほど経ちます。
職場の雰囲気は?
上下関係、部署間の風通しがよい環境です。
経験豊富なベテランの方も話しかけやすいため、気軽に質問でき、様々なことを教えていただけるため、とても働きやすい職場だと感じています。
仕事のやりがいや魅力は?
船舶の修繕は重い責任を有する仕事です。特にエンジンは船の心臓部なので、我々が整備をしっかりした結果トラブルなく航行していただくことで重い責任を果たした達成感を得られます。また、機関部の修繕工事はエンジンのみだけでなく、推進器や電気関係など様々な部署がコミュニケーションをとりながら一丸となり進めていくため大変なことも多いですが、その分船が無事に出港した際には安心しますし、やりがいを感じる部分でもあります。
会社のアピールポイントは?
弊社は創業55周年を迎える歴史ある企業です(1968年創業)。
特にタグボートに関しては新造及び修繕で蓄積された技術に自信があるといえます。また先進的な取り組みにも積極的で、「翼(エンジンの動力の一部をモータジェネレータがアシストする船舶用ハイブリッド推進システムを搭載した我が国初のタグボート)」や「魁(さきがけ:LNG燃料で推進する我が国初のタグボート)」の建造を手がけました。
このように、蓄積された技術に加えて先進的な取り組みも時代に合わせて積極的にチャレンジする姿勢はアピールポイントになると考えています
チャレンジしたいことは?
仕事の経験を積むほどにエンジンは奥が深いと感じます。今はまだまだ分からないことや知らないことが多くあるので、経験や勉強を重ねていき、様々な事態にも対応できるよう引き出しを増やしていきたいと考えています。
そして将来的には現場の方々や、お客様にも頼られるような存在になれるよう励みたいです。
休暇や残業は?
時期によって業務量に波があり、だいたい年度末は混み合う状況があります。正直、繁忙期は休日出勤や残業になることもあります。船は検査のために定期的に上架して整備する必要があるのですが、これらのニーズが重なる時も忙しいといえます。子安工場では多い月で4隻程度の検査工事が入ります。船種はタグボートがメインですが、199トンクラスのタンカーや旅客船なども入ります。休暇については、年末年始やゴールデンウィークなどはしっかり休めるため予定を立てやすい環境です。また、有給休暇についても取りやすいと感じています。
働いていく中で心がけていることは?
現場は些細な事柄が重大な災害につながるリスクがあります。体は資本という言葉があるように、仕事をするにあたっては心身の健康が不可欠だと思うので、工場内の何気ないことにも気を配ることが日々の安全につながると認識しています。そのため、不安全行動を見かけたら声かけを行うなどして安全第一の意識を現場に浸透させて安全な現場を維持することが重要だと思っています。
趣味や休日の過ごし方は?
友達とお出かけすることが多いです。最近はサウナに行く機会が増えました。お勧めは、横浜駅直結の「スカイスパヨコハマ」です。決して安くはありませんが景色が良く、入場待ちになることもあります。
また、小学生から高校3年生までサッカーをやっていたため、フットサルをして汗を流すこともあります。今は体力的につらくなってきたこともあり観戦メインになっていますが、サッカーに限らずスポーツ観戦は好きですね。
いつもの一日
8:00~10:00 |
始業 現場業務、事務所での事務処理等 |
10:00~10:15 |
休憩 |
10:15~12:00 |
現場業務、事務所での事務処理等 |
12:00~13:00 | 昼休み |
13:00~15:00 |
現場業務、事務所での事務処理等 |
15:00~15:15 |
休憩 |
15:15~17:00 |
現場業務、事務所での事務処理等 |
17:00 | 終業/退社 |
最後にひとこと
船は日本の物流を根幹から支えており、私たちの暮らしに必要不可欠なものです。その船を造ったり整備したりする造船所の仕事はとにかくスケールが大きくやりがいのある仕事です。数ある造船所の中でも質の高いタグボートを建造、整備できる弊社にお越しいただき、実際に見ていただけるとそのスケール感を実感できると思うので、ものづくりや船に興味のある方はぜひ見に来てほしいと思います。
●会社情報
京浜ドック株式会社 子安工場【造船業】
神奈川県横浜市神奈川区守屋町1丁目2番2
TEL: 045-461-6836