2023/7/13 Vol. 8
高橋秀明さん(令和2年3月入社)
技術部
宮城県仙台市出身
この会社を選んだ理由は?
巡り合わせといいますか、前の企業を辞めた際に就職支援情報会社のご担当から紹介がありました。
過去に自社の機械をメンテナンスする職務や印刷機械の設計職を経験していたため、設計に携わる業務を希望していました。過去の業務では、新聞印刷のための機械に対し、時間に追われつつミリ単位の現場調整をすることもありました。このような経験が活かせる設計業務というのが入社希望でしたが、それが叶う会社といえます。
どんな仕事をしていますか
海上保安庁の船舶に対して操縦装置やCPP(可変ピッチプロペラ)の制御装置を納めています。弊社は船舶の遠隔制御装置に実績があり、これらをシリーズで設計しています。既存のシステム(いわゆるリピート)であっても船舶ごとに仕様が細かく異なるため、半年から1年くらいかけて艤装(船舶に装備すること)にこぎ着けるイメージです。特に近年は半導体その他パーツの調達が難しいのですが、装置の仕様が固まる前から見越して部品調達するなど色々工夫して納期短縮に努めています。
技術部は艤装に留まらずアフターサービスにも力を入れる部署といえます。実は艤装後の調整が大変である一方、そこをきっちり仕上げることが重要です。
仕事のやりがいや魅力は?
自分が設計したものが出来上がるのを目にすることで、自分が活躍しているんだという実感を得られます。これが大きなやりがいです。
また、やりたい設計をやらせてもらえること、その仕事を自分のペースでコントロールしやすい環境であることも魅力といえます。これらの設計を進めるにあたり仕様決め等でお客様との調整が必要ですが、この工程を経てお客様との繋がりが深くなっていくこともやりがいを感じますね。
職場の雰囲気は?
技術部では各担当が個人個人で業務を進めていくのですが、一方で横の繋がり、コミュニケーションもとれていて良いバランスです。技術部は機械系の担当が7人程度、私の担当部門である船舶・電気系が10人程という構成です。
会社のアピールポイントは?
これは私が弊社に就職したポイントにもなるのですが、いわゆるフィールドエンジニアが活躍できる職場だといえます。また、入社時点での設計経験有無をさほど重要視しないところもポイントです。もちろん入社後の勉強は必要ですが、社外研修も含めて研修・OJTが充実しているので、設計の経験が少なくても技能向上できる環境です。コロナ禍がない頃は、本人が希望すれば半年くらい弊社佐野工場の各部署で現場研修も受けられる体制を執っていました。
チャレンジしたいことは?
リピート物件の取り扱い割合が多いのですが、新規物件を扱ってみたいですね。去年、過去に同じ仕様がない物件を担当してとても大変だったのですが、それを乗り越えたときの喜びが大きかったですので。来年に新規案件の話があるのですが、大変なことは覚悟の上でチャレンジしたいです。
働いていく中で心がけていることは?
人はミスをするものというスタンスでいます。一方で、ミスを減らす意識を持つこと、ミスが発生した際にどうやったら最善の行動をとれるか常に考えています。
(総務部よりひとこと)本件のインタビューもそうですが、難しいことでも依頼すると快く引き受けてくれる姿勢が頼もしいです。聞く力や伝える力があるため、お客様からの信頼が厚いです。
休暇や残業は?
残業、嫌いです(笑)
始業前にはその日の段取りを整え、残業すべきかの線引きをある程度定めます。お客様からの問い合わせ対応については、納期を見つつ判断する感じです。艤装の現場では他社の機器と初めて接続する状況でもあり、想定外の事柄も起こりえます。現場ファーストの考えに立ち、艤装現場が残業を必要としている状況にあれば当然我々設計部門も付き合います。
一方で、自分である程度ペースをコントロールできることもあり、ならせば月に1-2時間の残業といった感じです。
趣味や休日の過ごし方は?
目的が特になくても外を出歩いて買い物とかすることが多いです。他には、雰囲気が好きで友達とライブに行ったりします。最近ではYOASOBIのライブに行きました。
中学生のときはバドミントン部だったのですが、今もたまにやったりします。その他、高専生のときにはジオラマを製作する部活を立ち上げたくらい物作りは好きですね。
弊社は基本的にカレンダーどおりの勤務なので予定は立てやすいですね。
いつもの一日
7:50 |
自宅出発 JR蒲田駅~田町駅 |
8:30 |
始業準備 |
8:45 |
始業 |
12:15 |
昼休み (社内販売の弁当あり。 個人的には近所のイタリアンがお勧めです!) |
13:00 |
業務再開 (途中適宜休憩) |
17:30 | 終業/退社 |
最後にひとこと
技術部では現場を知っていること、私の部署の場合船舶を知っていることが業務上の利点につながるといえます。これまで私の生活は船と縁遠かったのですが、入社後は専門用語を一生懸命覚えることで自信がついていきました。
少し切り口は変わるのですが、弊社は海上保安庁や防衛省への納入実績が豊富なことからこれら省庁にも信頼いただいています。私が担当するお客様が海上保安庁ということで、3年もするとカウンターパートが異動で入れ替わってしまいます。異動時に引き継ぎがしっかりされていれば良いのですが、実際は不十分なこともよくあるようで直接お問い合わせをいただくことがよくあります。我々は本来主機メーカー伝いにお客様のご要望を受け、それに応える立場なのですが、実際には直接お客様に対して以前のやりとりの説明や過去の事例紹介などをすることで、円滑に仕事が進むよう努めています。丁寧にサポートすることを心がけていることもあってか、お客様から信頼いただけています。
●会社情報
株式会社エヌゼットケイ 【舶用工業】
〒108-0023東京都港区芝浦2-14-8 第2テーワイビル
TEL03-5232-3251(代)