株式会社 横浜通商

2025/2/27 Vol. 19

検査課

東 直樹(ひがし なおき)さん

(2016年4月入社)

神奈川県横浜市 出身 

生年 1993 年(31歳)


この会社を選んだ理由は?

大学生の時に就職活動をしていて、ハローワークで求人を見つけました。

求人票に「若者応援企業」と記載されており興味を持ったこと、会社の場所が通勤しやすかったこともあり応募しました。当初、船の業界はまったく知りませんでしたし、どのような仕事を行うのかもわかりませんでしたが、会社見学の機会をいただいたことである程度仕事の内容を知ることができたことも理由の一つです。また、自分は法学部の出身で、まったくの初心者だったのですが、手を動かして作業することは自分に合っているのではないかと思い入社を決めました。

どんな仕事をしていますか

主に社内で救命いかだの整備・点検を行っています。入社して4年ほど経って(一社)日本船舶品質管理協会主催の整備技術講習会にて膨脹式救命いかだの整備士の資格を取得しました。救命いかだは船舶に搭載されているので、実際に搭載されている船舶に出向いて救命いかだを引き取り、整備が終われば、船舶に戻しに行くこともあります。整備期間は船舶の予定にもよりますが、外航の大きな船では約2日で整備を終わらせて欲しいと言われることもあります。旅客船は約2週間、小型の船舶や造船所に入っている船は1ヶ月近くかかります。

他には、船の消火器などの消防設備や呼吸具などの機器の点検を担当している人や、GMDSS*などの無線設備に携わっている人もいます。

*GMDSS:Global Maritime Distress and Safety System(海上における遭難及び安全に関する世界的な制度)の略。衛星通信技術やデジタル通信技術を利用することによって、船舶が世界中どこを航行していても遭難・安全通信をより迅速・確実に行うことができる通信システムであり、突然の海難に遭遇した場合でも自動的にまたは簡単な操作でいつでもどこからでも遭難警報の伝達が可能です。

ライフラフト整備
ライフラフト整備
ライフラフト備品
ライフラフト備品

仕事のやりがいや魅力は?

日常生活では商船などを見ることや乗ったりする機会はあまりないため、そういった場面に出会えることが魅力だと思います。また外航船での仕事が多いため、外国人の担当者の方々と英語で打ち合わせをして仕事を進めて行くことがありますが、打ち合わせが上手くいくと達成感を感じられます。うまく伝えられない時は、現物や写真を使って説明したり、言いたいことをスマホで翻訳して外国人船員に伝えたりたりしています。事務所に戻って復習して次の仕事に繋げられるようにしています。

職場の雰囲気は?

いろいろな人がいます。明るい人や丁寧な人、静かな人、ネパール人の方もいます。

社外へ行く際には、複数で行動するので車内でおしゃべりをする機会があり、家族のこと、海外出張の経験、これから行く先で気をつけなければならないことなど色々なことをお互いに話していますので、とても良い環境です。年齢が上の方とも沢山話をしますし、役職ではなく「さん」づけで呼び合うこともあり、決して緊張する職場ではなく仕事がしやすい職場です。私の所属している検査課も15人と少人数なので、中には年齢が離れている人もいますが、壁を感じることはなく、とても話しやすい職場です。仕事の間でもコミュニケーションが取れています。 



会社のアピールポイントは?

大型や小型、さまざまな船舶に携わる仕事ですが、普段、生活していて体験することがない仕事ですので携わることができることが良い点だと思います。また、研修会などで定期的に新しい整備方法の改良ポイントなども教えてもらうことができます。

また、研修で日本各地へ行けますし、海外に行く人もいます。海外メーカーの救命いかだの整備についてのトレーニングでは、現地でメーカーのレクチャーを受けて整備士として承認されると、帰国後にこのメーカーの救命いかだを整備することが可能になります。英語でレクチャーを受けるので大変な事も多いですが、整備には色々なやり方があり新しい発見やスキルアップもできるので面白いです。また、このようなチャンスが平等に与えられていることにも魅力に感じています。

 

ライフジャケット
ライフジャケット
救命浮器
救命浮器

休暇や残業は?

月曜日から金曜日まで通常勤務があり、2週間に1回土曜日に午前中の勤務があります。残業は整備のスケジュールによりますが、少ない時で月に5時間ほど、年に1・2回ですが、忙しい時には月に40時間ほどの時もあります。

 


チャレンジしたいことは?

昨年の9~10月からGMDSSの衛星EPIRB*の点検機器を改修していますが、現在8割ほど終えているので、残りの2割を早く完了させたいと思っています。基準が変更になり、それに対応するため、業者に連絡して打ち合わせを行ったり、必要な部品を調べたり、取り寄せたりといったことを日々の業務と並行して行っています。

重要な仕事を任せてもらえているので、早く完成させて、かかったコストを回収したいと考えています。

*:EPIRB(衛星非常用位置指示無線標識、イーパブ):イーパブは、船舶が遭難した際に遭難信号を発信し、地球を周回する衛星などを経て非常事態を各国の地上局に伝達するブイ式の装置

 

働いていく中で心がけていることは?

怪我や病気に気をつけています。

また、相手の話をよく聞くことを心がけています。

 

趣味や休日の過ごし方は?

冬は新潟のGALA湯沢へスキーに行きます。弾丸日帰りで行くときもあります!!

また友人に付いていきサウナへ行くこともあります。 


いつもの一日

例(とある一日)

8:50~10:00

始業・1日のスケジュールを確認→作業開始

10:00~10:15

休憩

10:15~12:00

作業

12:00~13:00

昼休み

13:00~15:00

作業

15:00~15:15 休憩
15:15~17:30 終業/退社

※船へ出向いて仕事をする場合は、早朝だったり、夜遅くなったりすることもあります。

 


最後にひとこと

弊社の業務はこれまで全く触れたことがない人が多いのですが、入社してから学んでいけば追いつけるので安心してください。教えるのが上手な先輩がたくさんいますので知識が無くても大丈夫です! 


●会社情報

株式会社横浜通商 【舶用工業】

〒231-0801 神奈川県横浜市中区新山下3-7-24

TEL:045-621-8588(代)

 

 

《ホームページURL https://www.yokotsu.co.jp/

(本件窓口 : 小森様)